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腐る経済

働きアリの4割は働いていないという研究結果が発表されました。働いていないアリは、働いているアリが働けなくなるとくなると、働き始めると言うことで、働く意欲がないとかではなくて「仕事」への着手のタイミングが違うだけのことのようです。
その様な労働力の温存が「自然」に成されている集団だから、絶滅などを免れてきたのでしょう。

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」を読んで考えた事と「多様性の強さ」と言う点で共通点があると思いました。
古い家屋に住み着いた麹菌が自然農法の米に舞い降りてきて米麹ができ、同じように降ってきた乳酸菌が作り上げた菩提酛と、自然(農法)で作られた原材料とのドッキングで「酒種パン」が出来上がる。しっかりした原材料と、丁寧に行う発酵は自然の融合が奏でるハーモニーのようです

「現代」は食品添加物やポスト・ハーベストの「技術革新」「流通革命」で、無理矢理「食べ物」として私たちの口に入るようになった「原材料」と、製パンに向いた酵母を選び出し、それだけを純粋培養した、人工的な酵母のイーストによって「本来土に返る」ような原材料でも、見た目はそれらしいパンを作ることができるような時代になった。またイーストによるパン作りは、徒弟制度のパン屋の形態を覆した。

著者の渡邉格さんの考えでは、自分たちは田舎で本当の食材で本当の食物を作り、それを自然の力を借りて「加工」して、それらに交換価値有りと考える考える消費者で作る「腐る」ネットワークの構築していくことで「腐る経済」を広めていこうということのようです。

「食」を通して、進歩や技術革新の「負」の側面を、「腐る経済」を支持する仲間とともに「克服していこう」という熱意が感じられます。
あっ?私の読み間違いかもしれませんので、ご興味の方は、田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」をご一読ください。

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